料理は好きではありません
私は主婦なので、毎日食事の支度をします。主婦歴32年、もっと言うと一人暮らしをしていた時も自炊していたので、35年以上料理を作りながら生きてきたことになります。
なので、簡単な料理、といっても自分のレパートリーの中でしかないのですが、ある程度のものは頭に入っていて、いちいち考えなくても作れることは作れます。
例えばきんぴらごぼうとか。
きんぴらごぼう、って簡単な料理の代表みたいなものですけど、本当は面倒くさいんです。なぜかというと、ごぼう、人参、こんにゃくを、細く刻まないといけないんですよ。トントン、トントン、トントン、トントン・・・。
単純作業ではありますが、結構量がありますから大変なんです。しかも、指の先がごぼうのアクで黒くなります。だから作るのはあんまり好きではありません。
根気よく材料を刻み、せっせと炒めて味をつけて、食卓に出すとみんながあっという間に全部食べてしまいます。半分残しておいて常備菜に、なんてことはできないのです。
喜んで食べてくれるのはまあ、嬉しくないわけじゃないけど、なんかあっけなくて割に合わない感が強い料理の一つです。
毎日炊事をしていると、この頃は特に、時々うんざりすることが多くなりました。
もう嫌だー!私は料理なんか嫌いだー!と叫びたくなるというか。
何を作るか考えるのが面倒なのです。
今家にある食材を無駄にせぬよう、同じようなものが続かないよう、パートの日は短時間で手早くできるメニューを、と色々な制約の中で・・・
毎日の献立を考えること自体が面倒くさいのです。調理する以前の問題です。